アインシュタインより愛を込めて 感想
◇製品概要
タイトル:アインシュタインより愛を込めて
ブランド:GLOVETY
発売日 :2020-10-30
原画 :きみしま青
シナリオ:新島夕
◇製品リンク
◇OP
◇特徴
- 学園モノ
- ちびっ子は正義
- 戦闘あり
- 超展開
- 声優の演技が秀逸
◇以下の人におすすめ
- 普通じゃない学園モノがやりたい
- きみしま青先生の絵が好き
- 月野きいろさんの演技が好き
- 佐本二厘さんの演技が好き
◇感想
俺たちのふーりんが帰ってきた・・・
2020年の期待作。発表当初は2020年夏に発売予定だったから少し待たされた。
新島夕先生のシナリオできみしま青先生の絵という強力な布陣。
そして何よりメインキャストの中にあった
という名前。見た瞬間に心拍数が上がった。上手く伝えることが難しいのだが、ふーりんこと佐本二厘さんに相当拗らせてた過去がある。まさか令和になってもふーりんの声が聞けるなんて・・・。サンプルボイス聞いただけで涙が出てきたし、発売2ヵ月前メッセージも再生ボタンをクリックする前に動悸がした。体験版が公開されてからはずっと声を聞いていた。それくらい特別な思い入れがあったから色んな意味で発売を待つのが大変だった。
きみしま青先生のイラストが好きなので、店舗特典のためにソフマップ、げっちゅ屋、とらのあな、メロンブックスで予約した。同じゲームを複数本予約して買ったのはゼロ年代のゲーム以来だと思う。特典のB2タペ4枚の写真を貼ろうと思ったけど、色々見えちゃってるので割愛。素晴らしいので公式サイトから是非見て欲しい。
作品のコンセプトは"ひと夏のサイエンスラブストーリー"ということだが、サイエンスの要素は少ない。SFっぽいタイトルだけどそんなこともなかった。学園に通って、科学特捜部を創設して、学園の試験を受けて…というありふれた学園モノが序盤に展開されたけど、まぁ主人公が訳ありだし平凡な学園モノじゃないだろうと思ってた。案の定普通じゃなかった。運命に立ち向かうということは一貫しているが、一気に話のスケールが大きくなって、結構置いて行かれる人も多いと思う。何となく「最果てのイマ」に近いと言えば伝わるかな。そんな感じ。
メインシナリオでは同じキャラを毎日選ぶとルートに入る。ここら辺は普通のギャルゲっぽい。
ロミだけは最初はルートが解放されていないから、ロミを選び続けたら誰のルートにも入らずに終わる。ロミを選ばなくても一人を選び続けなければ同じくルートに入れず終わる。最初にそのエンディングを見たから合ってるか分からないけど、たぶん解放のために見る必要がある。解放後はタイトル画面が変わる。そこからロミが終わったらタイトル画面からグランドルートを選べる。
自分の攻略順はこんな感じ。
全員順番に選ぶ(ルートに入らない)
↓
坂下
↓
西野
↓
忍
↓
ロミ
↓
グランドルート
思ってみたらヒロインの名前を呼ばないことが多かったから、坂下とか西野とか下の名前がぱっと出てこなかった。
ロミ以外おまけかと思ったらそんなこともなく、終盤はどれも本編に関わってくる。特に坂下はかなり関係してくる。だからこそ急展開過ぎて置いて行かれるわけだが。個人的には本編の流れを無視してイチャイチャしてくれたらそれで良かったんだけどね。。
以下、キャラとルートについて
坂下唯々菜(CV:桜木ひな)
マイエンジェル坂下。かわいい。正統派ヒロインのようで案外そうでもない。シナリオは若干別のゲームと展開が被って二番煎じ感があった。泣ける要素は…あったか?とにかくかわいい子だったから、もうちょっとイチャラブして欲しかったかな。
西野佳純(CV:風音)
見た目が派手だけどギャルじゃなかった。脳筋のちょろいやつ。ボクシングがメインなんだけど、その試合の描写は少ないし、ライバルの子は立ち絵すら無いし…。なんかこう、もう少し何とかならなかったものか。サブの猛がいいキャラしてた。一ヒロインというより猛とセットな感じがした。
新田忍(CV:佐本二厘)
世話焼きお姉さん。体験版公開後は一番人気だったらしい。本編でも終始にやにやさせてもらった。こんな隣人が居たらやばいって…。忍さんのためだけでこのゲームをやる価値がある。やっぱりふーりんは最高なんだ。シナリオの最後は納得いかないものがあるけど、忍さんがかわいいから許す。許した。
有村ロミ(CV:月野きいろ)
天才美少女。ちびっ子×天才=最強という勝利の方程式。主人公との距離感がかなり良かった。こんな子と同棲したら色々とダメになる。パジャマ姿に衝撃。マジかわいい。きいちゃんこと月野きいろさんの演技が秀逸で、特にロミの号泣シーンが凄かった。作品を通して一番のシーンだったと思う。
グランドルート
ロミルートからの続き。タイトルが回収されるのもこのルート。過去編と真相編。最後まで展開が読めなかった。終わり方は良かったけど、途中の描写が色々と薄かったのが残念。
2020年の期待作、やっぱりふーりんの存在が大きすぎた。もうそれだけで満足。ふーりんに限らずとにかく声優さんの演技が素晴らしいから、ボイスを飛ばすことなく全セリフ聞くべき作品。シナリオは要所要所で中身が薄いのが気になる。シグマとかいいキャラが居たんだからもっと目立たせても良かったのに。あと脱字が多いから早く修正パッチを出してほしい。
シナリオに思うところはあるけど気付きがあるかもしれないし、とりあえずもう一周してもいいかな。