オタクの独り言

ゲーム他、諸々の備忘録と情報共有がメイン。不定期更新。

さくらの雲*スカアレットの恋 感想

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◇製品概要

 タイトル:さくらの雲*スカアレットの恋

 ブランド:きゃべつそふと

 発売日 :2020-09-25

 原画  :梱枝りこ

 シナリオ:冬茜トム

 ◇製品リンク

 ◇OP

 ◇特徴

◇以下の人にオススメ

 

◇感想

初歩(エレメンタリィ)だよ、司

きゃべつそふとの4作目。プレイするのは2作目のアメイジング・グレイス以来。やっぱりゲームはライターで買うもんだなぁ、と思わせてくれた。冬茜トム先生は流石。色んなところに伏線張って、綺麗に回収していく。ひとことで言うと、アメグレ好きなら買って損はない。

ミステリー要素はガチガチではないので誰でも気軽に読めると思う。選択肢も単純だし、ひと昔前みたいに沢山の選択肢から正解を選ぶタイプでもない。基本的に読み進めていくだけ。実際はメモ取りながらやるのもアリなのかもだけど、普通に酒飲みながら読み進めた。メモ取って考えながらのプレイはテンポが悪くなって没入感が下がるからね。それじゃ本末転倒ってやつ。

大正時代が舞台のエロゲは少ないと思う。「大正桜に浪漫の嵐!」って感じで好きなんだけどね。実際は現代と恋愛観が違うだろうし、ファンタジーに寄せないと扱いにくいのだと思う。作中で書かれてた大正時代がどこまで忠実なのか分からないけど、日本史に疎いから「へー、そうなんだー」程度に読んでた。

攻略順は固定。謎が徐々に明らかになっていく。ヒロインのルートが解放されていくのではなく、全部が順番に一本で繋がる感じ。だから前のヒロインの話に戻れない。読み返せなくて不便だなぁと思ったけど、要するにトゥルー以外はおまけっていう感覚を失くしたかったのだと思う。シナリオの構成上というのもあるけど、ルートに入っても他のヒロインが頻繁に出てきたし。まぁそれでも一部ヒロインは「あれ?これで終わり?」という感じで、山場を越えたらエンディングというのもあったけどね。

ざっくり書くとこんな感じ。

 

共通 謎のまま終わる

 ↓

遠子 一部謎が明らかになる

 ↓

蓮 一番ギャルゲっぽい

 ↓

メリッサ 一番ミステリーっぽい

 ↓

所長 解決編

 

特にメリッサから所長への繋ぎで一気に来る。めっちゃテンション上がった。個人的にテンションが上がった場面は3つ。メリッサで1つ、所長で2つ。どれのことを言ってるのか、たぶんやればわかる。

 

以下、キャラについて

不知出 遠子(CV:相模恋)

お嬢様。大正時代のお嬢様って実際どんなもんなんだろうね?立ち絵のドレス姿もいいけど、へそ出し制服姿がギャップもあってかなりグッド。やっぱり制服Hはスカートたくし上げだよね・・・

 

水神 蓮(CV:如月たま)

下町育ちのかわいい子。一般人代表みたいな感じで、主人公が100年後の未来人であることをヒロイン中唯一知らされなかった不憫な子。初めて洋服を着たときは圧倒的な美少女と化した。おまかわ。Hシーンが、なんというか、すごい。予想の斜め上を行った。音声作品を聞いてるみたいだった。

 

メリッサ(CV:花宮すい)

巨乳メイド。お嬢様を攻略できるのにサブヒロインじゃないところがポイント。オタクだからメイドに弱いんだ。ルート最後は目がそらせなかった。全部が分かってからもう一度視点を変えて見てみるといいかも。バックがオススメ。

 

所長(CV:猫田みけ)

飴をしゃぶってるホームズ。推理は助手の方ができるけど、基本何でもできる超人スペックの女性。どういう表現が適切なのか分からないけど、とにかくいい女だった。さくレットを語る上で彼女の魅力は欠かせない。作中一番のお気に入り。

 

大正時代を舞台にしたホームズ(所長)とワトソン(主人公)という風変わりな作品。序盤のミスリードにやられたなぁ。「あぁ、そういうこと?なるほど。あぁ!なるほど!」という感じで全部繋がる。要所要所に感じる違和感が最後には無くなる"巧い"シナリオ。アメグレとどっちがいいか、というのは人それぞれだと思うけど、いい作品だった。

 

◇余談

シャーロック・ホームズを読んでいなくても

 

“Elementary, my dear Watson.”(初歩だよ、ワトソン君)

 

これは有名なセリフだから知ってる人も多いと思う。けど小説では実際にホームズが言ったセリフではないらしい。映像化された際に俳優が言ったこのセリフが有名になったそうな。

去年にロンドンを一人旅した時はテムズ河の周辺を歩くことがメインだったし、ホームズ関連の場所には行ってないんだよね。シャーロック・ホームズ博物館とか、ベイカー・ストリートとか。大英博物館に行ったついでに行けたら良かったけど、あそこはあれだけで一日使ったし…。今度またロンドンに行くことがあったらフィッシュ&チップスつまみながら寄ってみようかな。

 

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さぁ、解決編を始めようか

ペトリコール ‐Petrichor‐ 感想

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◇製品概要

 タイトル:ペトリコール ‐Petrichor‐

 ブランド:MELLOW

 発売日 :2020-05-29

 原画  :あずま蘭

 シナリオ:垂花、夏見晴

 

◇製品リンク

http://mellow-soft.com/petrichor/top/ 

 

 ◇OP

 

◇特徴

  • ヒロイン2人
  • Hシーン多め
  • ギスギスした雰囲気

◇以下の人にオススメ

  • 甘いのより暗いのが好き
  • エロゲーはHシーンがあってなんぼだろって人
  • 鈴谷まやさん、蒼乃むすびさんの演技が好き

 

◇感想

でも……するんだろ?

ブランドの処女作ということで、シナリオは置いておいて、ヒロイン2名の演者を見て買った本作。

鈴谷まやさんと蒼乃むすびさんといえば…リアライブかな?

シナリオは短めで色々と惜しいところがあるけど、ヒロインのボイスは多めでそれ目的なら買って損なし。

なんか久しぶりにエロゲらしいエロゲをやった気がする。開幕Hから始まって、あれよあれよとセックス三昧。これ抜きゲーか?と思うくらいずっとヤってる。三度の飯よりセックスが好きって感じ。しかも一回のシーンは一発で終わらない。これはライターのこだわりを感じた。元々抜きゲーをやるつもりじゃなかったから、これだけずっとHシーンのボイス聞いてると流石にお腹いっぱいになった。

Hシーンは特に珍しいシチュはなく、全部が和姦。そしてフェ〇が長い。淫語多めなのに伏字もP音も無い。システム的には射精カウントのON/OFFがある。(やっぱり抜きゲーか?)射精カウントは非現実感が増すから好きじゃないんだよね。そういう目的でエロゲやらないし…。なので即OFFにしてプレイ。

一番どうにかして欲しかったのは繋ぎのボイス。Hシーンでセリフが終わった後に自動で流れるアレ(正式名なんて言うんだろう?)が状況と合ってないのが多かった。なんでイきそうなところでゆっくり感じてるんだ?って醒めた。絶対修正箇所でしょ…。

シナリオは公式のあらすじを読めば分かるけど、幼馴染の友達とセフレ関係になって、セフレは失踪、その後幼馴染と付き合い始めてばったりセフレと遭遇、というもの。まぁTOP絵から全裸の2人だし、ドロドロした感じになるのかなーと予想はできた。

実際のところは前述の通り、まぁなんというか色々と惜しかった。素材は十分あったと思うんだよね。あともう何歩か踏み込んで欲しかった。スッキリしないでむかむかするし、なんだかんだ主人公は本能に負けてサルのように腰を振るクズになってたし、ヒロインもいい感じに壊れかけてきて…というところで気付いた。

 

これ、「君のぞ」だわ

 

正確には「君のぞ」路線を目指したけど中途半端に終わった感じ。もっと突き抜けるとこ突き抜けたら話題になったと思う。

 

以下、ルートについて

白川灯里(CV:蒼乃むすび)

元セフレ。個人的にはえりかより幸せになって欲しくて先に攻略した。いい感じに泥臭さもあって、あぁなるほどねーってなった。いい終わり方だったんだけど、最後の盛り上がるべきところがあっけなくて・・・。なんだかなーって感じ。

 

槻木えりか(CV:鈴谷まや)

幼馴染。意外にもお茶目なところがあって好印象だったけど、OP後からギアが上がって…中途半端に壊れた。これが突き抜けてたら君のぞのマナマナみたいになれたのになぁ。シナリオは灯里より残念な感じ。最後があっけなさすぎる。えぇーって感じの終わり方。Hシーン増し増しだったけど、特に良かったのは声を押し殺してのイき方。それに癒されるってのも少し変な気はするけど、ちゃんとHシーン全部ボイス聞いて一番良かったのがそれだった。まやさんの声で「クズ」「大嫌い」「絶対に許さない」とか言われるのは新鮮だったのでそこはグッジョブ。

 

ATRIという綺麗なゲームをやった後の余韻に浸ってた時間が長かったのもあって、Hシーン多めで結構疲れた。とにかく惜しかったなーという印象。たぶん低予算だったのだろう。スタッフロールで同じ人出まくってたし。UFOキャッチャーが3つしかない潰れそうなゲーセンっていう話だったのに背景にはUFOキャッチャー4つあるし。突っ込んだらキリがないけど、声を聞く分には楽しめた作品だった。

ATRI -My Dear Moments- 感想

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◇製品概要

 タイトル:ATRI -My Dear Moments-

 ブランド:ANIPLEX.EXE(フロントウィング × 枕)

 発売日 :2020-06-19

 原画  :ゆさの、基4

 シナリオ:紺野アスタ

 

◇製品リンク

 ◇OP


ANIPLEX.EXE『ATRI -My Dear Moments-』オープニングムービー

 

◇特徴

  • ロープライス
  • 全年齢
  • ヒロインがロボット
  • 青春モノ
  • 田舎

◇以下の人にオススメ

  • ノベルゲーム初心者
  • 青春モノが好き
  • 心に残るゲームがやりたい

 

◇感想

アトリ、幸せになってくれ・・・!

自分の中で期待値を上げてからプレイして、期待以上の作品だった本作。まず発表された時に思ったのは、

 

うわ、ヒロインくっそかわいい… 

 

という、まぁよくある感じ。というかどこの作品?ギャルゲでアニプレックス?あ、全年齢なのか、と思いながらテーマを見ると、 

 

“ノベルゲームだから、おもしろい。”

 

なんとなく分かったような分からないような。制作を見ると、 

 

フロントウィング × 枕

 

エロゲじゃん! スタッフを見ると

 

紺野アスタ、SCA-自、基4、松本文紀…

 

エロゲじゃん!ひまなつじゃん!(向日葵の教会と長い夏休み)

というかフロントウィング要素どこ?と思ったらアスタ先生がフロントウィング所属になってた。フリーじゃなかったのか!(ここで知った)

ということで、製作陣の時点で期待していた。ところでヒロイン描いてるの誰だろう、おぉ枕所属の人なのか、と新しい発見があったり。ゆさの先生、覚えました。

世界観からして、あぁこれ絶対好きなやつってなった。荒廃した世界、ノスタルジックな感じ。美麗なCGに透明感のあるBGM。どストライクなんだよね。

気付いたら体験版が出たので即プレイ。体験版なのに思ったよりボリュームがあった。あぁここで体験版終わりかなーというところからもっと先まで遊べた。これで期待値がかなり上がった。やっぱりアスタ先生の青春モノってすごい。主人公の心情の変化がよくわかる。何より日常が丁寧に書かれていて飽きが来ない。そして仲間と協力して何かを成し遂げる描写に関しては流石としか言えない。説明パートも分かりやすい。昔、自分でゲームを作るのに参考になると思って、某有名ライターが書いた、ノベルゲーのシナリオの書き方、みたいな本を読んだことがある。そこには「自分が専門家でなくても、それを専門家が読んで納得するシナリオを書かなければならない」というようなことが書かれていたのを覚えている。説明パートにはこれを感じる。同じくアスタ先生が企画・シナリオを担当したPULLTOPの「この大空に、翼を広げて」をやった人なら分かるはず。あんな感じだ。まぁシュタゲみたいに、なんちゃって科学でも面白ければそれでいい、みたいなのもあるけどね。とにかく、非日常の中でも現実的な描写については流石だなぁという感じ。

そして体験版までやって気付いたこと。

 

価格:2000円+税

 

ロープラかよ!

なるほど、ATRIはノベルゲー普及のゲームなのね。それにしても製作陣ガチだなぁ。(サクラノ刻はどうなってるの?)なんてことを思ったり。いつの間にか配信日が発表されてアニメーションPVが作られていた。


ANIPLEX.EXE『ATRI -My Dear Moments-』スペシャルアニメーションPV

アトリがかわいい。とにかくかわいい。これは売上次第でアニメ化もあり得るのでは?そのためのアニプレックスなのでは?なんてね。

 

前置きが長くなったけど以下本編について。

DL容量が約3.5GB。これ本当にロープラか?ゼロ年代のフルプラ以上だぞ?時代は変わったなぁ、なんてことを思いつつ。

まず、アトリがロボットということである程度ギャルゲをやっていればシナリオの展開、方向性は分かると思う。どんなゲームなのかもOPを見れば察するはず。あぁうん俺は分かってるよそういうの、たぶん最後あれでしょ?という感じでプレイしていた。

要所要所には含みのある発言があって、これ伏線かな?なんて思ったりした。

前述の通り、日常が面白い。そしてアトリがかわいい。アトリのあくびはマジでかわいい。そしてシナリオはつまることなくスラスラと入ってくる。

青春モノに大事なのは周りを取り巻く環境や友人だと思うけど、今作の友人はめっちゃいいやつ。いいよねぇこういうの、だから日常が面白くなるんだよね。

ノベルゲーらしく選択肢が少しあって、エンディングは2つ。それを見たらタイトル画面からトゥルーエンドを選択できる。まぁ難しくない選択肢だし、普通のゲーマーなら選ぶべき選択肢がどちらか分かるはず。先に回収はしないで、選ぶべき方を選んでから回収するのをオススメする。

 

本作は失われたものを取り戻していく物語だ。主人公は片足を失ったが、失ったものは足だけではなかった。それがアトリという"足"を見つけて変わっていく。アトリによって変わっていく主人公、主人公によって変わっていく周り。

ではアトリは?アトリも失ったものがある。アトリも失われたものを取り戻していく。

徐々に明らかになっていく様々な謎。そして全てが繋がる。 

選択肢を越えた先、アトリが"あること"に自覚してからの展開は反則だった。

最後にトゥルーエンドを迎えて思ったのは、

 

アトリ、幸せになってくれ・・・

 

ということ。演出が憎いよ本当に。上手くやられたなぁ。

綺麗に伏線が回収された。全部が繋がったらもう言葉にできなかった。

冒頭の、

 

アトリ「時よ過ぎゆけ、お前は残酷だーー。」

 

そしてこれの対になる、

 

夏生「時よ止まれ、おまえは美しいーー」

 

震えたよね。そういうことか…ってね。 

これはもう本当に、ノベルゲーを初めてやる人にオススメしたい作品。自分の初めてのノベルゲーがATRIだったらドハマりする自信がある。テーマに掲げていた“ノベルゲームだから、おもしろい。”というのはまさにその通りで、絵があってテキストがあってBGMと声があって、これがノベルゲーなんだぞと。ATRIをきっかけにノベルゲームが普及したらいいなと思う。

2020年はまだ半分残っているけど、ロープラに限ればもう今年はATRI以上の作品は無いと思う。それくらい、みんな是非やってくれ、という作品だった。

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カニー!🦀

pieces/揺り籠のカナリア 感想

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 ◇製品概要

 タイトル:pieces/揺り籠のカナリア

 ブランド:Whirlpool

 発売日 :2020-05-29

 原画  :水鏡まみず

 シナリオ:近江谷宥

 

◇製品リンク

 

◇OP


『pieces/揺り籠のカナリア』オープニングムービー

 

◇特徴

  • ファンディスク+続編
  • 貴美香がヒロイン昇格
  • 60fpsのOPがぬるぬる

 

◇以下の人にオススメ

  • 前作をやった人
  • 貴美香が攻略したい人
  • 紬が好きな人
  • 結愛が好きな人

 

◇感想

ゆ、結愛あぁああーーー!!!

前作と感想が変わらねぇ…。前作については以下。 

ゲームを起動して最初にOPが流れるけど、やっぱりこのOPが良い。eufoniusの曲もいいけど、60fpsのぬるぬる具合がすげぇー!ってなる。YouTubeで初めて見た時もそうだったけど、ゲーム内で見ると同じように感動する。水鏡まみず先生の絵はかわいいし、紬は相変わらず彼女面しててかわいいし、結愛なんてウェディングドレスだし、そりゃあ期待が高まるってもんだ。

揺り籠のカナリアが発表された時に「ファンディスク」ではなく「続編」ということが公式からあったと思う。内容としては前作ヒロインのアフターとヒロイン追加と前作Trueのその後。ファンディスクじゃありませんよーっていうのは、ぬきたし1と2みたいな感じだと思えば分かりやすいかも。当たり前だけど前作を先にやるのは必須。それも前作の内容をきちんと覚えてることが前提みたいな感じだから、忘れていたら素直に復習しておいた方がいい。

正直、前作のTrueがいい終わり方だったから、今作が蛇足になるんじゃないかっていう心配はしていた。前作から話がどう繋がるのか分からなかったし。けどそれも杞憂に終わった。今作までやってpiecesは完結かな。相変わらず最後が濃い。やっぱりグランドルートで全部持っていく感じが読み物として良いね。

ヒロイン追加ということで貴美香シナリオが用意されてるから、前作で貴美香が好きで攻略したかった人は是非やるべき。けどやっぱりメインは結愛。あと紬もすごく良かった。当然各ヒロインが前作から深掘りされるわけだけど、結愛と紬は特に良かった。

プレイするにあたり、攻略順が問われた。前作の結愛から攻略するというミスを繰り返さないように、しっかりと決めた。と言っても深く考えることなく右から左へ、貴美香から始めて結愛で終わればいいだろうということでそれで。

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シナリオ選択画面

設定変更は項目が多くて良い。バックログとかいちいちシステムボイスが入るの邪魔だからね。とりあえず自分のいつもの設定環境に変更してから開始。

 

■各シナリオについて(攻略順)

伊集院貴美香(CV:水野七海)

ヒロイン昇格おめでとうなキャラ。とりあえず本筋に関わってこないだろう、という軽い気持ちで始めた。開幕早々メスの顔をしてて、おぉちょろいなーってなった。唐突に角オナ始めた時は笑ってしまった。ちょろインかと思ったら主人公もちょろかった。作中になんだかよく分からない謎のテンションの紬が居たけど、あれは何だったんだろう…。シナリオを読み飛ばしたかもだけど、屋敷の軟禁からいつ解放されたのかな?そこは少し整合性がとれてないような気がした。貴美香に関しては最終的にウザかわいいのウザいのが取れてかわいいだけになった、と思ったらやっぱり変なやつ(面白いやつ)っていう印象。いいキャラしてた。水野さんの声がすごく合ってた。

 

美城ありす(CV:鹿野まなか)

早速の世話焼き紬登場でほんとブレないなー(いいぞー)ってなった。ありすは貴美香と違って、かわいい寄りのウザかわいい。ありすシナリオなんだけど、読んでて思ったのは結愛ってほんといいやつだよなぁということ。前作でありすに響くものが無かったから今作もそこまでだったり…。4つあるHシーンの中で良かったのは裸エプロン。あと座薬のシーン。あれはたぶん本作で一番笑ったと思う。鹿野まなかさん迫真の演技だったわ。

 

藍野深織(CV:そよかぜみらい)

結愛が隣で寝てるところからHシーン導入までがファンディスクっぽさを感じた。というか寝てる結愛の屋敷でヤるってどうなのよと…。その後のマッサージがアホらしくて読みながら笑った。たぶん深織シナリオの主人公が一番変態になってたんじゃないかな?おち〇ぽスクワットとか最高にバカだったわ()

前作との違いは眠ってない深織のへっぽこ具合が多く書かれていたことかな。前作でこんなにかわいかったっけ?と思わせてくれた。そよかぜみらいさんあっての深織だったと思う。すごく合ってた。

あと面白かったのが紬の泣き方。普通に笑った。

 

~~~

ここで前作を起動して復習開始。残り2人は思い出しておかないとまずいということで、とりあえず紬だけやり直した。

~~~

 

小鳥遊紬(CV:鈴谷まや)

Hシーンが良きかな。もはや日本語がわけわからなくなってた(これは結愛もそうだったけど)。あと展開から「あぁこれ絶対に授乳手コキあるわ」と思ったら予想外の展開でマジであったから笑ってしまった。予想外過ぎたけど何かに目覚めそうな、この授乳手コキが本作2番目に好きなHシーンだった。

カウントダウンムービーで「ちょっぴり成長した紬ちゃん」ということだったけど、これは分かった気がする。前作の紬エンドだとこれは色々と"知ってる"紬なんだよね。他シナリオの紬との違いを感じるのも面白いと思う。

紬シナリオは紬ママになったり好き好きモードに突入したり、紬の本編とは違った面が見られた。いい意味でキャラがぶれてて面白かった。紬かわいい。

子守唄のところは即ボイス登録してしまった。まやさん好き!!

 

~~~

ここで結愛とTrueを復習。今やると本編のTrueがスッと入ってくるなぁという感想。やっぱり事前に復習しておくことを推奨したい。

~~~

 

君原結愛(CV:夏和小)

どこから繋がるのか気になってたけど、なるほどねぇ、と。最後の展開が何となく想像できたかな。内容としては普通にファンディスク。中でもメイドの結愛が素晴らしい。最高だった。本作で1番好きなHシーンはメイドの結愛で間違いない。夏和小さんの演技が素晴らしい。あと守衛さんがめっちゃいい人だった()

それでまぁ予想してた展開になったけど、シナリオ最後に新キャラ登場で「えっ、この声?」ってなった。声聞いて一瞬で声優が誰か分かったよね。これは完全に予想外だったし、気付いたら結愛シナリオが一度終わってグランドルートが解放された。そうきたかー、という感じ。普通にシナリオで結愛を選んで終わりかと思ったら最後に一本用意されてたし、ここからが本番っていう感じが伝わってきた。

グランドルートはぶっ通しで最後まで。要所要所でボイスとテキストが少し違ってたことにモヤっとしたけど、無事エンディングへ。終わってみたら「あー、終わっちゃったなー…」という感じで余韻が残る。それだけ楽しめたってことだと思う。

 

■総括

全体を通して、前作でも思ったけど、主人公がいちいち言いよどんでキモオタっぽく思えちゃうのは何とかして欲しかったな。とにかく最後まで主人公が合わない感じが拭えないけど、話は面白いしキャラはかわいいし、普通に満足。フルプラ一本やったなぁという感じ。結愛かわいい!紬かわいい!

とりあえずカステラのぬいぐるみが欲しいな。家に飾っておきたい()

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座薬のところ。ボイス登録してしまった…w

月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow 感想

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◇製品概要

 タイトル:月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow

 ブランド:tone work's

 発売日 :2020-05-29

 原画  :秋野すばる

 シナリオ:白矢たつき

 

◇製品リンク

 

◇OP


『月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow』OPムービー

 

◇特徴

  • ファンディスク(1キャラのみ)
  • ロープラだけどコスパ高め
  • 本編サブヒロインの出番が多め
  • ボテ腹あり

◇以下の人にオススメ

  • ヒロインの中で佐倉雨音と岬栞菜が好き
  • くすはらゆいさんの演技が好き

 

◇感想

たぎる…たぎります!!

つきかなのファンディスクということで、佐倉雨音(CV.くすはらゆい)の学生時代の追加エピソードと本編の後日談が書かれた本作。ロープラにしてはボリュームがあり、ボーカル曲も4曲と豪華。ボリュームに関してはDL版で約3.5GBと言えば豪華さが伝わると思う。発売日が延期したのも何となくわかる。

ファンディスクで、しかも対象が1キャラとなればずっとイチャイチャしてるのは既定路線として、本作の特徴は 

サブヒロイン、特に岬栞菜の出番が多い 

ということ。本編の5割増しくらいで栞菜がたぎってた。これは嬉しい誤算だった。自分は聖地巡礼するくらい岬栞菜(CV.鈴谷まや)が大好きなので、なんかもうこれだけで救われた。どこかで書いた覚えがあるけど、本作が発表された品川ステラボールのイベントでは「おいたつき!何で雨音なんだよそこは栞菜だろ!」と心の中で突っ込んでいたからね…。サブの中でも特に栞菜の出番が多かったのは栞菜ルートがたつき先生だったからかな?(他サブの担当は和泉万夜先生)そういうわけで、まず雨音が好きな人は言うまでもなく本作をプレイすべきだし、くすはらゆいさんの演技が好きな人も同様だろう。加えて岬栞菜が好きな人にもオススメしたい。

 

〇シナリオについて

開始すると最初にシナリオを選択する。

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マジで雨音一色だなぁという感じ。ダイジェスト編については時間が空いて本編を忘れた人向けかな。ゲームを起動して本編クリア済みか聞かれて「はい」を選べばダイジェスト編に使われてるCGが解放される。自分は本編の内容を何となく覚えていたのでダイジェストはスルーして、スクール編→アフター編の順でプレイ。流石にこの順番はミスらないだろう。

 

〇スクール編 

まず最初に思ったのが、

不純異性交遊なんてもんじゃねぇぞ・・・

ということ。何なんだこいつら…っていうくらい甘々なのを見せつけられて、ほへーって感じ。(そもそも、くっすーは好きだけど雨音は特別好きってわけじゃないし、スクール編に栞菜が出ないことは分かってるんだよねっていう…)あとそれ見つかったらたぶん退学だぞっていうあれこれ。

それで、本編の学生編の追加エピソードということで、主人公が進路に悩む話なわけだけど、ここでちょっと考えてみて欲しい。社会人編というものが既にありながら、ファンディスクにして「学生の主人公(男)が進路に悩む様子」なんて誰が見たがるのだろうか。 

ファンディスクだぞ?ずっとイチャイチャしてろよ誰得だよ…

というのが正直な感想。自分みたいな社畜のおっさんが進路に悩む学生(男)を見てどう感情移入するんだよっていう。こんなの就活やら何やらで「自分がやりたいこと」を模索してる学生くらいじゃないの?とにかく、栞菜の出番もないのに俺は何を見せられているんだっていう思いしかなかった。まぁこの話は一応社会人編で回収されるんだけどね…。

あとはずっと竹刀を持ち歩いているモブが登場したり、主人公ってこんなに変態だったっけ?とか、グレイってこんなに愉快な人だっけ?とか。くぱぁがあったのは良かったけどさ。

 

〇アフター編

これだよこれ。どう考えてもアフターの方が面白い。やっぱり時代は社会人主人公なんだよ。社会人主人公もっと流行れってずっと言ってる。

ということで、上にも書いたけど本編のサブヒロインが全員登場。本編の雨音はサブヒロインと絡みが無かったから新鮮だった。雨音と栞菜の組み合わせは良かったなぁ。自宅に全員集合するし、栞菜は酔っぱらうし、編集長はかわいいし。夫婦水入らずっていう場面で栞菜が登場してやっかいオタクになってるところなんか最高。これ、栞菜が別にっていう人には受け入れられないんじゃないかな()

おぉ?となった場面がゲームハードのジェネレーションギャップ。まぁよくある、ファミコン世代とかプレステ世代とかそういうの。35歳(本作だともう少し上?)の編集長がスーファミについて言及してて、2020年だとそこら辺の年齢がピッタリだったからなるほどね?という感じ。ゲーム内を2020年としてキャラの年齢と合わせたんだろうなぁと思った。

意外だったのがボテ腹Hがあったこと。公式のサンプルにも公開されてるけどね。これが案外好みが分かれてるから、シーンを入れることにはたつき先生のこだわりがあったんじゃないかな。自分は好きとか嫌いとか特にない。セックスも妊娠も全部純愛の延長なわけで、まぁ妥当かなと。都合よく妊娠するのはちょっとやり過ぎだと思ったけど。。

本作のテーマは「家族愛」だと思うし、泣かせにかかってきてる場面があるにはあったけど、自分には響かなかったかな。演出のせいなのか、唐突な場面だったからか、それとも栞菜以外にあまり興味が無かったからなのか・・・。とにかく、プレイする人、した人達の大半と違う感想を抱いていたと思う。どういう終わり方するんだろう→あ、終わった、みたいな。全体を通して楽しいかつまらないかで聞かれたら「アフターの方が面白い、けどそういうのどうでもいいくらい岬栞菜が可愛かった」って答えそう。そんな感じ。

 

 〇Amazon特典ドラマCD「雨音と栞菜のもしも2人が同級生だったら…」

特典で栞菜が登場するのはAmazonだけ。予約してたのを忘れてDL版買っちゃったというのはさておき、Ifの世界で2人と結ばれて3PっていうCD。本編になかった学生時代の栞菜が聞けるというだけで良かったのに、ハーレム大好きオタクだからこういうのは願ったり叶ったりだった。このドラマCDは大人向けだから聞く場所に気をつけてね、という説明が冒頭にあるのは親切だった。電車で聞けないやつだね。ロープラで安いし、6/4現在でも特典付きで買えるから、栞菜が好きならAmazonで決まりだと思うよ。

 

雨音のファンディスクなのに栞菜を目的で買ってるから、我ながらまともな感想になってないと思う。とりあえず他のメインは登場しないし、そっちが好きなら本作をやる必要はないかな。自分は栞菜にまた会えて満足。もう一度本編に戻って栞菜がやりたくなった。あと諸々が落ち着いたらまた函館に行きたいな。

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セ〇サターン!!

恋愛、借りちゃいました 感想

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◇製品概要

 タイトル:恋愛、借りちゃいました

 ブランド:Asa Project

 発売日 :2019-07-26

 原画  :冬壱もんめ、結城リカ、夕凪セシナ

 シナリオ:八日なのか

 

◇製品リンク

http://www.asa-pro.com/koikari/

 

◇OP

  

◇特徴

  • いつものアサプロ
  • ギャグ多め
  • イチャラブ
  • カップ

 

◇以下の人にオススメ

  • 難しいことを考えずにイチャラブが見たい
  • 日常が面白いゲームがやりたい
  • 気軽にエロゲがやりたい

 

◇感想

マジでまともなキャラがいねぇ・・・w

いつものアサプロだった。ギャグが7割くらい。日常が面白く、テンポ良く進むから短く感じる。実際のテキスト量も一般的なフルプラより少なめかな?あっという間に終わってしまった。自分としては「MUSICUS!」をプレイしてぽっかりとあいてしまった穴を埋める何かを探していたので、気軽にやれるゲームは丁度良かった。個人的には前作「借りぐらし恋愛」より楽しめた。

まず作品のジャンルが「恋愛レンタルADV」ということで、公式のあらすじや4コマを読めば分かるけど、主人公がレンタル人材派遣で彼女になったりお兄ちゃんになったり愛人になったり…。よくそんなの思いつくなぁと思った。この設定が作品を面白くした感がある。

シナリオは後味悪いことなく、全員が綺麗に終わる。とにかく日常に重きを置いてる感じで、共通から個別まで安定して楽しめる。けど整合性が合ってなかったり読み方が違ったりして気になる箇所はあった。例えば

  • 主人公宅に私服で泊まる→家に帰らず制服で登校する(手ぶらのはずが制服はどこにあった?)
  • noob」の読み方が「のーぶ」
  • 死兆星」の読み方が「しちょうぼし」
  • 「偽妹」の読み方が「ぎまい」と「にせまい」で不安定

など。大したこと無いし実際は気にしないでもいいと思うけど。そういう細かいことは置いておいて日常を楽しめばいいかな。

 

■各ヒロインとルートについて

瀬川絵未(CV:花寺香蓮)

素直になれない系の王道ヒロイン。メインの中でもメインのヒロイン。今時暴力系ヒロインは流行らないってことで物理が少なくなった感じがする脳筋タイプ。花寺香蓮さんの演技は初めて聞いたと思うけど、絵未に凄く合っていた。ルートの最後まで八純が関わったけど、嫌みな感じになることがなく、良かったと思う。NTRの可能性もあったけど、そこはやっぱりアサプロなので無し。八純と3Pがあったらもっと良かったかな。FDにあるかな?あったらいいなぁ。

 

天満八純(CV:飴川柴乃)

お嬢様っぽくないお嬢様。口癖は「にゅふふ」。チーズばっか食ってる。深夜にラーメン食って太るヒロインというのも珍しい。絵未ともう一人のメインヒロイン。作中で一番くっ付いて欲しいと思った。これはいい飴ちゃんキャラだった。関係性が絵未ルートの逆で、八純ルートは最後まで絵未が関わった。絵未ルートの八純は良かったけど、八純ルートの絵未はそこまでだったので、3Pがあるなら絵未と付き合った状態でお願いしたい。たくし上げの騎乗位が個人的オススメ。

 

泉ちなつ(CV:水野七海)

双子の姉。ロリ巨乳。頭が性感帯とかいう変態。金を払ってまでして主人公をお兄ちゃんと呼びたがる変態。妹とセットで1本のルート。水野さんが声をあてるキャラってどうしてこうなのか…。双子を攻略するなら二人を平等に扱うべきだと思ってるから、今作みたいな姉と付き合って妹がオマケ、みたいなのは刺さらなかったかな。とりあえず変態姉妹とバカな日常を楽しむルートだった。

 

泉こなつ(CV:要しおり)

双子の妹。姉よりも巨乳。全身が性感帯とかいう変態。作中一番やべーやつ。日常の立ち絵でアヘ顔さらすヒロインはレアだと思う。もっと主人公にベタ惚れしてくれたら良かったかな。要しおりさんはWhirlpoolの「初情スプリンクル」以来だったから、こなつの演技は衝撃的だった。意味わからんけど勢いで通した「おち〇ちんバスター」は好き。オススメはラブホのやつ。こなつに関してはもっとエロエロなのがあっても良かったと思う。キャラの変態性にHシーンの変態性が付いていかなかった感じが少し残念。でもいいキャラだった。

 

空路椿(CV:藤崎紗矢香)

ゲーマーの残念美人。お姉さんキャラ。私服がエロい。共通ルートで一番攻略したくなったキャラ。こんな24歳いねぇよ、こんな酔い方する女いねぇよって思ったけどそこは仕方ない。双子と同じで絵未や八純より短めだったかな。ルート以外でも巻き込まれて勝手に事故ってたのが印象的。「おち〇ちんバスター」もあったし。親から独身を心配されるところが強引だけど、全ルートで一番いい付き合い方、終わり方だったと思う。ギャップに惹かれるわけじゃないけど、外ではしっかりしてて家ではジャージの子っていいよね。。

 

他にも、お前も攻略できるのかよ!っていうサブ二人(CV:くすはらゆい北見六花)とか最強の実妹(CV:歩サラ)とか、色々とキャラが立ってたなぁという印象。難しいことを考えず、気軽にやれる良質な作品だった。ここに書くかは分からないけど、FD2本もそのうちやると思う。頑張れアサプロ、応援してるぞ!

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おち〇ちんバスター(椿)

MUSICUS! 感想など

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◇製品概要

 タイトル:MUSICUS!

 ブランド:OVERDRIVE

 発売日 :2019-12-20

 原画  :すめらぎ琥珀

 シナリオ:瀬戸口廉也

 

◇製品リンク

 

◇感想、考察など

音楽って何なんだろうな・・・

OVERDRIVEの最終作、クラウドファンディングで1.3億円支援金を集めた、瀬戸口廉也の最新作、と話題に欠かない作品。内容はどう考えてもフルプラだけどミドルプライス。やってよかったと思えた作品。

発売日に買ったものの、年末年始にやれなかったからGWにやろうと決めていた。まとまった時間に一気にやるべき作品だと分かっていたからね。結果は正解。これは毎晩ちまちまやる作品じゃない。むしろ命を削って一気にやる作品だと思う。

元々、瀬戸口作品が大好きだ。今までで好きなエロゲを10本挙げろと言われたら、そのうち1本はS.M.LのCARNIVALが入る。今ではプレミア化している小説もセットで。相変わらず一気に読み進められるテキストは流石だと思う。

瀬戸口作品でOVERDRIVEといえばキラ☆キラだし、MUSICUS!はキラ☆キラの正統後継作品という扱いだが、キラ☆キラが好きならやるべきかというと微妙に違う気がする。昔キラ☆キラが好きで、それから時間が経ってる人はいいと思う。というのも、MUSICUS!は一般的な大学生や20代には刺さらないと思うから。R-18版とR-15版があるけど、これ高校生がR-15版やってもよく分からんだろ…というのが正直なところ。話が難しいわけではないけれど、共感とか理解が出来ないという意味で。むしろどういう感想になるのか気になる。

作品としてはOVERDRIVEの最終作に相応しいと思う。自分はそこまでOVERDRIVEに特別な思い入れは無く、友人に一人かなりのmilktubファンがいた程度だけど、これは分かる。MUSICUS!はヒロインとくっ付いてイチャラブするようなエロゲ・ギャルゲじゃない。自分の解釈だと、MUSICUS!は「人生とは」という哲学的な問いに対する一つの回答として「音楽」と答える作品だ。OVERDRIVEのbambooは「自分の音楽を届けるために美少女ゲームを作る」としているが、元々は主題歌等のゲーム内楽曲のことを言っていた。MUSICUS!では「音楽」そのものに言及する。ヒロインとくっ付くことなんて二の次だ。「愛なんていらねぇ、音楽が全てだ」と言わんばかりに。エロゲでこれはある種の狂気だと思う。こんな作品は昔に遡ってグリーングリーンから始まって今まであっただろうか。そう考えるとMUSICUS!が最終作というのは納得がいく。

 

もちろん、盲目的に肯定しているわけじゃない。ゲームとして不満もある。以下は不満があったところ。あくまで個人の感想なので、「個人的には」というのが頭につく。

 

■ガヤがテキトー過ぎる

大した事ないけど気になった。だって「ライブハウス」「駅のホーム」「居酒屋」全部同じなんだもの。途中で女の声で「ヘーイ!」って言ってるのがめっちゃ気になる。いやお前駅のホームだぞ…

 

■攻略順について

読み物としてプレイしているから、選択肢はもっと少ない方が嬉しかった。というか選択肢が多い。それだけ分岐があるのかというとそんなことも無かったし。そして攻略順も固定して欲しかった。たぶん

 

弥子 → めぐる → 澄 → 三日月

 

がベストだと思う。三日月が終わってから尾崎さんに戻ったけど、先にやっておきたかったなぁという感想。

 

■一部不快なキャラについて

これは物語を始めるためにも、作品を膨らませるためにも必要なのだろう。しかしどうにも釈然としない。「憎めないバカ、愛されるバカ」とか、キャラの成長が見られたならいいけど、ただウザいだけとか胸糞悪いだけだった。じゃあ一発ぶん殴ってスッキリした方が良かったのかというと、それはそれでチープなものに成り下がりそうだったし、結局は胸糞悪いままプレイせざるを得なかった。これも感じ方次第なんだろうけど、もう少しバランスが良くてもなぁというのがあった。

 

以下、各ルートについて

 

■弥子

一番きれいな話だったのかな?なるほどこれが青春か…という感じで。共同制作ってのはいいもんだねぇ。作中だと佐藤さんがめっちゃいい子なんだけど、もう少しあの子の話があって欲しかったなぁ。見た目ギャルだけど世話焼きで家庭的って、ぬきたしの奈々瀬に被ってるけどやっぱりいいよね。

このルートで一番印象的だったのは主人公のセリフ。

「もし生まれ変わりがあるのなら、次の人生ではバンドに賭けてみたいと思うけどね。でも今回はそれを選ばない。」

「おい、これ絶対最初にやるべきだっただろ…」となった瞬間。上にも攻略順を書いたけど、尾崎さんを先にやっておくべきだった。三日月が登場しない代わりに胡桃が居たけど、その場合三日月はどうなるんだよっていう、一人のルートを選んだら別のヒロインどうなるの的な葛藤があった。尾崎さんも胡桃も個人的に何とも思わなかったからかもしれない。いやほんと、佐藤さんが幸せになってくれればそれでいいよ。

 

■めぐる

きれいな話だったけど、一部ご都合主義的な展開があったのは否めない。しかし他で一切語られないめぐるの謎が明らかになったし、普通に楽しめた。めぐるを知ったうえで三日月に進むと印象が変わるだろうし、三日月の前にめぐるをやっておけばよかったと後悔。めぐる自身もいいキャラだし、終わり方もスッキリしてた。

 

■澄

誰だよてめーは(画像略)って感じ。用意されたルートの中でも、まぁそんな位置づけだろうと最初から分かっていたので何とも・・・。何となく最初からオチが読めて、実際にそれが当たってしまった。そういうこともあって、本当に、無表情で、何も感じることなく終わった。因みにこのルートに限らず個人的胸糞キャラは

  • 香織
  • 金田
  • 謎の大学生

になる。尾崎さんルートの金田はまだマシだったかな?河川敷に呼び出したあいつは小者臭がしてたから何とも思わなかったけどね。いやー、澄は無理っす。良い子なのかもしれないけどね。

 

■三日月

トゥルーという言い方が適切なのかは分からないけど、思いっきり精神を揺さぶられた本筋のルート。そして一番考えさせられたルート。とても良かった。たぶん途中で終わったら凡作だったと思う。この終わり方、そしてエンディング最後の三日月でかなりやられた。終わったら軽く放心してしまった。

 

「ライブは生もの」という表現は言い得て妙だと思う。聞くだけだったらデータだけでいい。データの方が正確に演奏された曲になる。しかしライブに行く人は多い。それはライブにはデータに無いものがあるからだ。ライブハウスに限らず、ライブに行ったことがあれば現地の熱気にあてられて興奮するのが分かると思う。ここには音以外の「モノ」があって、それがその曲を昇華させる。

作中でもあるように、確かに音楽には音と直接関係ないことによる「まやかし」で騙している一面はあるのだと思う。けどやはり究極的には自分が良いと感じられたらそれでいいのだろう。そこには小難しい理屈はなく「理由なんてどうでもいいから好き」が全てだ。例えば作曲家が人間としてクズでも曲が良ければそれでいい。

花井、三日月、めぐる。音楽が無くては生きていけない者たちの、それぞれの音楽観、人生観があった。作品を通じて感じたのは「今を楽しく生きよう」ということ。彼ら、彼女らにはそれが音楽だった。

 

少し思ったのが、MUSICUS!のクラウドファンディングが始まった時に大々的に「OVERDRIVE最終作!!」という宣伝があったけど、これもひとつの売り上げのための「まやかし」だったのかな?ということ。だって最終作だと感慨深いものもあるし、期待するでしょ。体験版もやらずに買った人も多いはず。発売後に「実はこれ最終作なんだぜ」と発表したらまた変わったと思う。ここら辺を行動で示すあたり少し面白いと思った。自分は信者というわけじゃないし、実際に作品として「良かった」と思えたから、それこそどうでもいいけどね。実際に支援金1.3億円ってとんでもない数字だと思う。OVERDRIVEは12年間お疲れ様でした。

 

作品を通じて人生観を考えさせられた。年末に凄い作品が出たもんだなぁと改めて思った。