月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow 感想
◇製品概要
タイトル:月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow
ブランド:tone work's
発売日 :2020-05-29
原画 :秋野すばる
シナリオ:白矢たつき
◇製品リンク
◇OP
『月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow』OPムービー
◇特徴
- ファンディスク(1キャラのみ)
- ロープラだけどコスパ高め
- 本編サブヒロインの出番が多め
- ボテ腹あり
◇以下の人にオススメ
- ヒロインの中で佐倉雨音と岬栞菜が好き
- くすはらゆいさんの演技が好き
◇感想
たぎる…たぎります!!
つきかなのファンディスクということで、佐倉雨音(CV.くすはらゆい)の学生時代の追加エピソードと本編の後日談が書かれた本作。ロープラにしてはボリュームがあり、ボーカル曲も4曲と豪華。ボリュームに関してはDL版で約3.5GBと言えば豪華さが伝わると思う。発売日が延期したのも何となくわかる。
ファンディスクで、しかも対象が1キャラとなればずっとイチャイチャしてるのは既定路線として、本作の特徴は
サブヒロイン、特に岬栞菜の出番が多い
ということ。本編の5割増しくらいで栞菜がたぎってた。これは嬉しい誤算だった。自分は聖地巡礼するくらい岬栞菜(CV.鈴谷まや)が大好きなので、なんかもうこれだけで救われた。どこかで書いた覚えがあるけど、本作が発表された品川ステラボールのイベントでは「おいたつき!何で雨音なんだよそこは栞菜だろ!」と心の中で突っ込んでいたからね…。サブの中でも特に栞菜の出番が多かったのは栞菜ルートがたつき先生だったからかな?(他サブの担当は和泉万夜先生)そういうわけで、まず雨音が好きな人は言うまでもなく本作をプレイすべきだし、くすはらゆいさんの演技が好きな人も同様だろう。加えて岬栞菜が好きな人にもオススメしたい。
〇シナリオについて
開始すると最初にシナリオを選択する。
マジで雨音一色だなぁという感じ。ダイジェスト編については時間が空いて本編を忘れた人向けかな。ゲームを起動して本編クリア済みか聞かれて「はい」を選べばダイジェスト編に使われてるCGが解放される。自分は本編の内容を何となく覚えていたのでダイジェストはスルーして、スクール編→アフター編の順でプレイ。流石にこの順番はミスらないだろう。
〇スクール編
まず最初に思ったのが、
不純異性交遊なんてもんじゃねぇぞ・・・
ということ。何なんだこいつら…っていうくらい甘々なのを見せつけられて、ほへーって感じ。(そもそも、くっすーは好きだけど雨音は特別好きってわけじゃないし、スクール編に栞菜が出ないことは分かってるんだよねっていう…)あとそれ見つかったらたぶん退学だぞっていうあれこれ。
それで、本編の学生編の追加エピソードということで、主人公が進路に悩む話なわけだけど、ここでちょっと考えてみて欲しい。社会人編というものが既にありながら、ファンディスクにして「学生の主人公(男)が進路に悩む様子」なんて誰が見たがるのだろうか。
ファンディスクだぞ?ずっとイチャイチャしてろよ誰得だよ…
というのが正直な感想。自分みたいな社畜のおっさんが進路に悩む学生(男)を見てどう感情移入するんだよっていう。こんなの就活やら何やらで「自分がやりたいこと」を模索してる学生くらいじゃないの?とにかく、栞菜の出番もないのに俺は何を見せられているんだっていう思いしかなかった。まぁこの話は一応社会人編で回収されるんだけどね…。
あとはずっと竹刀を持ち歩いているモブが登場したり、主人公ってこんなに変態だったっけ?とか、グレイってこんなに愉快な人だっけ?とか。くぱぁがあったのは良かったけどさ。
〇アフター編
これだよこれ。どう考えてもアフターの方が面白い。やっぱり時代は社会人主人公なんだよ。社会人主人公もっと流行れってずっと言ってる。
ということで、上にも書いたけど本編のサブヒロインが全員登場。本編の雨音はサブヒロインと絡みが無かったから新鮮だった。雨音と栞菜の組み合わせは良かったなぁ。自宅に全員集合するし、栞菜は酔っぱらうし、編集長はかわいいし。夫婦水入らずっていう場面で栞菜が登場してやっかいオタクになってるところなんか最高。これ、栞菜が別にっていう人には受け入れられないんじゃないかな()
おぉ?となった場面がゲームハードのジェネレーションギャップ。まぁよくある、ファミコン世代とかプレステ世代とかそういうの。35歳(本作だともう少し上?)の編集長がスーファミについて言及してて、2020年だとそこら辺の年齢がピッタリだったからなるほどね?という感じ。ゲーム内を2020年としてキャラの年齢と合わせたんだろうなぁと思った。
意外だったのがボテ腹Hがあったこと。公式のサンプルにも公開されてるけどね。これが案外好みが分かれてるから、シーンを入れることにはたつき先生のこだわりがあったんじゃないかな。自分は好きとか嫌いとか特にない。セックスも妊娠も全部純愛の延長なわけで、まぁ妥当かなと。都合よく妊娠するのはちょっとやり過ぎだと思ったけど。。
本作のテーマは「家族愛」だと思うし、泣かせにかかってきてる場面があるにはあったけど、自分には響かなかったかな。演出のせいなのか、唐突な場面だったからか、それとも栞菜以外にあまり興味が無かったからなのか・・・。とにかく、プレイする人、した人達の大半と違う感想を抱いていたと思う。どういう終わり方するんだろう→あ、終わった、みたいな。全体を通して楽しいかつまらないかで聞かれたら「アフターの方が面白い、けどそういうのどうでもいいくらい岬栞菜が可愛かった」って答えそう。そんな感じ。
〇Amazon特典ドラマCD「雨音と栞菜のもしも2人が同級生だったら…」
特典で栞菜が登場するのはAmazonだけ。予約してたのを忘れてDL版買っちゃったというのはさておき、Ifの世界で2人と結ばれて3PっていうCD。本編になかった学生時代の栞菜が聞けるというだけで良かったのに、ハーレム大好きオタクだからこういうのは願ったり叶ったりだった。このドラマCDは大人向けだから聞く場所に気をつけてね、という説明が冒頭にあるのは親切だった。電車で聞けないやつだね。ロープラで安いし、6/4現在でも特典付きで買えるから、栞菜が好きならAmazonで決まりだと思うよ。
雨音のファンディスクなのに栞菜を目的で買ってるから、我ながらまともな感想になってないと思う。とりあえず他のメインは登場しないし、そっちが好きなら本作をやる必要はないかな。自分は栞菜にまた会えて満足。もう一度本編に戻って栞菜がやりたくなった。あと諸々が落ち着いたらまた函館に行きたいな。