Pieces/渡り鳥のソムニウム 感想
◇製品概要
タイトル:Pieces/渡り鳥のソムニウム
ブランド:Whirlpool
発売日 :2019-03-29
原画 :水鏡まみず
シナリオ:近江谷宥、和泉万夜
◇製品リンク
◇特徴
- キャラがかわいいシナリオゲー
- 世界観が良い
- 攻略順で評価が変わる
- グランドルートあり
◇以下の人にオススメ
- エロゲ初心者
- ファンタジー要素が好き
- 夏和小さんの演技が好き
◇感想
ゆ、結愛ぁあああーー!!!
端的に言うと評価が分かれる作品だなぁというのが正直なところ。主人公の性格が大丈夫で、取り巻く環境が嫌じゃないなら問題ないと思う。そういう意味で初心者なら「へー、そういうもんかー」で済みそうだからオススメできる。色んな作品やってる人はまず体験版を先にやるべき。合わない人はマジで合わないと思う。具体的には
- 主人公が他人の夢を見られる特殊能力持ち
- (序盤だと)主人公のセリフがいちいち言い淀むし、「ゆ、結愛ちゃん・・・」とか言ってて何だそのちゃん付けは?って感じでいかにも女性慣れしていないオタクそのもので気持ち悪い
- 学校の授業はあり得ないくらいずっと寝てる
- あり得ないくらい幼馴染が世話を焼いてくる
- 夢遊病どころか、あり得ないくらい寝ながら何でもできる先輩が居る
こんな感じ。ファンタジーの一言で説明できるようなできないような?他人の夢を…っていうのは何となく、手から和菓子が出てくる某作品に似た感じがする。とにかく、リアル路線の学園モノとはかけ離れているので、そういうのを求める人には向いてない。まぁ最後までやって色々分かると、この「あり得ない」感覚が和らぐから、取っ掛かりで脱落しなければ大丈夫。
キャラはとてもかわいい。ニヤニヤする。けどキャラゲーではなくシナリオゲーだと思う。長めの共通があって、その後各ルートに分岐。全キャラ攻略後にタイトル画面からトゥルーが選べる。各キャラのシナリオは伏線を張りつつ、謎も明らかになっていく。最終的にトゥルーで全回収する感じ。この回収がしっかりしてる辺り、シナリオゲーかと。
それで、肝心なのが攻略順だと思ってる。謎が明らかになる具合がキャラによって全然違うから、トゥルーに繋ぐには順番を意識した方がいい。自分は好きなおかずから食べるタイプなので好きにやっていったけどちょっと後悔。攻略順についてはどこかでアナウンスされてたのかな?個人的にオススメの攻略順については後述。
以下、個別の雑感(攻略順)
君原結愛(CV:夏和小)
メインヒロイン。かわいい。とてもかわいい。ジト目が好き。物語上で一番重要なキャラ。最初にやったらぽかーんってなった。
小鳥遊紬(CV:鈴谷まや)
世話焼き幼馴染。世話焼き過ぎ。正直ウザい部分もある。けどかわいいから許した。シナリオは最後ついて行けなくなった。(トゥルーやったら解決した)
藍野深織(CV:そよかぜみらい)
先輩。ずっと寝てる。寝ながら社会貢献してる。作中で一番でかい。やわらかそう。なんか最後に、なんだこれ…ってなった。もしかしたら心に響く人が居るのかもしれない。自分は別に・・・。
美城ありす(CV:鹿野まなか)
後輩。妹キャラ。おにーさんって呼んでくれる。頑張り屋で愛される妹キャラって、オーソドックスな感じだけどいいよね。内容的には最初にやるべきだったと後悔。
※オススメ攻略順
ありす→深織→紬→結愛
はい、ものの見事に真逆でやりました。まず結愛は最後にやること。次に紬→結愛の順でやること。これが必須かな。シナリオを読ませるためなら攻略順固定でもいいと思う。かと言って最後まで結愛が攻略出来ないとキレ散らかしそうだから難しいところ。
トゥルーまでやってなんぼの作品なので、きちんと最後までやること。途中で投げたらダメ。トゥルーの勢いが結構あったから、どハマりする人には刺さる感じがする。やっぱり初心者向けかな?同じWhirlpoolの「初情スプリンクル」は奏雨さんが好きならやれ!っていう作品だったけど、今作は夏和小さんが好きならやれ!っていう作品。声を聞くとめっちゃ癒される。フルプライスとしては普通のボリュームだけど、全部声を聞いてたら結構時間がかかったよね。自分は終始、結愛とイチャイチャできればそれで満足だったなぁ。そんな作品。